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langue de chat ラングドシャ

執筆者の写真: Maki  YoshidaMaki Yoshida

【langue de chat】

今月のプラリネを作ろう!レッスンにて

作りましたラングドシャ。


湿度の高いこの季節。

ラングドシャに限らず、クッキー&パイ生地は

しっかり焼成しないと、あっという間に湿気て

残念な食感になってしまいます。


ラングドシャの失敗を例として

焼き方について改めて書いておきます。


〇ック〇ックでお馴染みのこのお菓子。

厚みが薄く色白さんに焼きたい!

高温でさっと!思うところ。


生地の周りから火が入り、色づき始め

中心部もやや色づき始めたので取り出す。

焼き立てのクッキー類は柔らかく

食感の確認はできないので、しばらく放置。

粗熱がとれた頃(生地が薄いので15分ほど)

真ん中を割ってみる。

パリンととってもよい感じ。


しかし、その30分後、湿度の高い部屋では

湿気てしまう。まさかのシナシナ😱

以前、同様の手順で冬時期に焼いた時は

全く問題なかったのにー。


このような時はどんな風に焼いたらよいか。

まず固定概念は捨て、焼きあがるイメージをする。


今回は中心までサクサクで、

クリームを挟んでもサクサク。

色白に焼きたい!


ここから最初焼いた温度より

20℃下げて焼成。

周りが色づいてきたら、

更に温度を10℃下げて焼成。

色白さんを保つためです。

最後はしっかり乾燥させるため

電源を切って3分ほど放置。


これで水分が抜け、時間が経っても

サクサクが保てる状態。


生地は45mm×45mm

厚さは約1~2mm


我が家のオーブンは170℃焼成。

(すぐに焼けてしまうオーブンなので)

レッスン時にお渡ししたレシピは180℃です。

焼成時間は色づくまで10分。

10℃下げて3分。そして電源を切っています。


オーブンによって、生地の厚みによって

温度は異なりますので、

初めての焼成は2枚程度で検証してから

次を焼いた方が良いと思います。


ちなみに、キッチンのオーブンは

我が家のオーブンより10℃上げて

焼成すれば、たいてい大丈夫ですが、

全く通用しませんでした(笑)


180℃で焼成したら

2~3分で周りが焼けるのではなく

焦げ始めたので、

160℃で8分。その後は140℃で

5分ほど焼いていました。


生地が薄いだけに

オーブンの予熱具合でも

変わってきます。


生地作りは簡単ですが、

夏時期の焼成は特にお気をつけくださいね。


お友達にプレゼントしたい!という声も

いただきました。


この時期は避けた方がよいです!と

申し上げましたが、


しっかり乾燥焼きして、個包装。

缶に入れて差し上げれば数日は

大丈夫かと思います。


焼成温度が決まれば

あとは問題になる部分はないので

実験しながら試してみて下さいね。


困ったらご連絡くださいませ。

焼き色のお写真を送っていただき

その後のオーブン温度を

指示させていただきます。




 
 
 

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