3月レッスン『たっぷりバニラのFlan Nature』
終了いたしました。
回を重ねるごとに、益々好きになったこのお菓子。
甘くないタルト生地と軽めのカスタードクリーム。
なんとシンプルなお菓子なんだろう。
と改めて感じています。
●生地(パートブリゼ)
mackylabではタルト生地は2つ。
甘いものと甘くないもの。
甘くないものは、主に液体またはゆるい生地を
入れる時に多く使います。
今回使用したタルトリングは3cmと深いので
生地の敷き込みに苦労されるかな?と
思いましたが、参加された皆様はゴク普通に
できていましたので、
何も申し上げることはありません。
型より1cm以上はみでた生地がありましたら、
そこは少しカットすることをオススメします。
オーブンに入れると、その部分がダレて外側に
倒れた場合、型にくっつき(くいこむ)ます。
焼成後、型を取り除くことが難しくなります。
レッスン時に皆様が使用した生地が全て
1番生地(生地を作ってのばした最初の生地)
ですが、2番生地(1番生地であまったものを
まとめた生地)でも問題ないです。
注意すべき点は2番は1番よりグルテンが
できていますので、十分に休ませないと
縮む可能性があります。
休ませれば問題ありません。(最低1時間)
●クレームパティシエール
これまでのレッスンで何回か登場していますが
今回は非常に軽いクリームでした。
材料をみて驚かれた方もいらっしゃると
思いますが、あり!なんです。
面白いですよね。
オーブンに入れるので火入れは浅め。
お鍋の周りがフツフツとして、更に混ぜて
中心までがボコボコ沸騰したら終わりです。
それ以上がんばる必要はありません。
クリームをたっぷり入れるタルトですので、
人によっては卵をすごく感じるかもしれません。
私は卵が大好きですが、やはり卵感が苦手。
レッスンのようにバニラをたっぷり。
お持ちでない場合は、レモンをすりおろした
ものでも良いと思います。
何か香りのあるものを入れることを
オススメします。
●組立~焼成
しっかり空焼きしたタルト生地に
クリームを入れ、粗熱(5~10分)を
とります。表面はうすい被膜ができます。
これからは気温が高くなるので
粗熱がとれるのに時間がかかるかもしれません。
その後は、10分ほど冷蔵庫へ。
温度を下げることがオーブン内で噴火することを
防ぐポイントとなります。
ここは必ず守ってくださいね。
お伝えした通り、熱々をオーブンに入れると
大変なことになりますからね。
焼成。
オーブンに入れるのは、表面に焼き色をつけること。
そのために事前に空焼きもしっかり、
クリームにも火が入っています。
しっかり予熱をして、お菓子をオーブンに入れて
レシピ通りに温度を下げていきます。
焼き色がつきにくい場合は、温度を上げて
こんがりと色をつけます。
見極めは色付きのみです。
焼成後は踊ってます。
5分ぐらいはそのまま放置。
その後、まだまだ壊れやすいので
注意しながらアミへ移動、
タルトリング(セルクル)を
取り除いてください。
いつまでも型に入ったままですと
湿気ます。
このお菓子は事前に生地さえ作っておけば、
バニラ以外複雑な材料もないので、
とても作りやすく、
万人受けするお味だと思います。
皆様のお菓子レパートリーの1つになって
くれると嬉しいです。
◆ベーシックレッスン
3月よりスタートしておりますベーシックレッスン
今月は『Cake au Citon』でした。
mackylabでも人気の高いお菓子。
2年前にレッスンを行った時は、
コロナが拡大し始め、1度レッスンが延期。
2か月後に実施したものでした。
しかし、その頃からご試食はしばらく
お持ち帰りでしたので、
今回参加された皆様が初めての
ご試食となりました。
すましバターの作り方
小麦粉の違い
レモンの香りつけ方
生地の泡立て
ジャムの硬さ
グラスのかけ方
見た目は、普通のケイクなんですが、
この食感を作りだすために、たくさんの細工を
しています。
3回目に予定しているマルブレ。
同じケイクでも材料の扱い方、生地の作り方が
全く違います。
こちらも楽しみにしていただければと思います。
◆紅茶
Welcomeではカレルチャペックの今年の春の紅茶
『Sakura fairy tea』
をナオミさんが選んでくださいました。
カレルチャペックと言えば、
とってもかわいらしいパッケージで
たくさんの種類の紅茶がありますね。
その中でこの紅茶は、桜のお味ではなく
桜をイメージしたもの。
ヌワラエリヤをベースに桜桃とあんずの香りで
風味をつけたもの。
優しく、甘ーい香りで確かに春を感じる紅茶でした。
お菓子と一緒に RIDGWAYS HMBブレンドを
お出ししました。
こちらの紅茶はヴィクトリア女王のご依頼により
セイロン、アッサム、ダージリンをブレンドした
『女王陛下のためのブレンド』と言われ、
現在でも幅広い人気を得ているものです。
ご質問等はいつでもご連絡くださいませ。
Macky Laboratoire 吉田真紀
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