お菓子教室に通い始めて。とは言え月1回ね。
試食の美味しさと満足感。お持ち帰りの満足感であっという間の半年。
次なる更新もためらいもなく。
形から入るので、お教室を終えれば型を
購入。
先生も『型は一生使えるから』のお言葉の後押しもあり。
当時は会社員だったので、若干バブリー(今は死語ですね。)
ボーナスの度にオーブンを。次はミキサーを。というように。
いつの日か私の部屋は教室と同じ道具が
ほぼ揃っておりました。
その頃の私は、土日祝日休みの定時上がりの会社に再就職したはずなのに、
土日出勤当たり前、平日もいつ帰れるか
わからない職場。
唯一の楽しみがお菓子教室。
月1のお菓子教室の日だけは、仕事をどんなにお願いされても断りました。
この頃はちょうどパティシエが脚光を浴びた時代。
東京出張も多かったので、仕事後には有名なパン、お菓子屋さん巡りをしていました。
お菓子教室だけど、パンもトレトゥールもレッスンメニューの1つ。
どちらかと言えば、お菓子よりもパンの方が気合いが入り、
何もやらない私が更にパン教室にも通い
始めました。
こんな生活が数年。
相変わらずの仕事の忙しさ。
土日に順番で回ってくる電話当番。
この時に一緒だった方の何気ない一言で、私の意識が変わったかもしれません。
電話当番の日は、ホントにヒマ。
やることがないので、1日中雑誌など読んでいました。
でも毎回は飽きる。
そこで、溜まっていたお菓子教室のメモを綺麗に書き直し始めました。
それを電話当番の度にやっていたもので。。。
その時の一言。
『マキちゃん そんなにパンやお菓子が
好きなら、そっちの道へ進んだら。
会社にずっといても辞めたら何の役にもたたないんだよ。
独身なんだし、好きなことやったのがいいよ。ダメならば結婚しちゃえばいいじゃん!
もし、自分が独身ならば絶対好きなことをやるよ』
今の時代にはそぐわない会話もありますが、これを言われて、そうかも!と思い始めたのは間違いありません。
忙しいだけではなく、20代ではありましたが体力的に限界がきていました。
確かに社内ではお役に立てても、社外に出たら世の中には全く通じない仕事でしたので
自分を見つめ直す機会でした。
Kommentare